「写真」で人がつながる町!東川町で暮らすってどんな感じ?

東川町ってどんなところ?

「北海道の屋根」と呼ばれる大雪山連峰のなかでも、最も標高の高い旭岳を擁する東川町。美しい景観と豊かな森林資源に恵まれ、町の東部は日本最大の自然公園「大雪山国立公園」の区域にも含まれています。

その美しさゆえにカメラの被写体となってきた東川町は、景観を守り次世代へとつなぐべく、1985年に「写真の町」宣言を行いました。
以来、写真を通した文化的で豊かな町づくりに取り組んでおり、毎夏開催される「東川町国際写真フェスティバル」をはじめ、高校生を対象とする「写真甲子園」、子どもたちにカメラに親しんでもらう「写真少年団」など、多彩な活動を展開中です。

写真フェスティバルの様子

また、東川町の産業はとても多彩です。大雪山の清流と豊かな土壌を生かした米作りや野菜作りのほか、優れた家具職人による木工業、観光業や加工品販売などもさかんに行われています。

こんなところが住みやすい!東川町

東川町に暮らすメリットは、自然と都市生活の両方を楽しめるところです。
町の東側には大雪山国立公園が広がり、旭岳、天人峡など有名な自然スポットがいくつもある一方、旭川空港までは車で約13分。町の中心部には道の駅ひがしかわ「道草館」があり、さらにカフェやビストロ、レストラン、ベーカリーなども多数並んでいます。

また、東川町は豊かな水の町でもあります。大雪山の雪解け水が地中にしみ込み、長い年月をかけてじっくりと運ばれてくるおかげで、町の人は生活用水を全て地下水でまかなうことができます。そのため、東川町は北海道でも唯一の上水道がない町なのです。
町では農作物をはじめ、豆腐、味噌、酒など、美味しい水の恩恵を生かしたものづくりも幅広く行われています。

子育て支援についても東川町には独自のスタイルがあり、その1つが「君の椅子」プロジェクトです。
このプロジェクトは、東川町で生まれた子どもたちに、町内の工房で製作した木製椅子をプレゼントするというもので、旭川大学大学院ゼミの発案によって2006年からスタートしました。毎年デザインが変わる椅子には「生まれてきてくれてありがとう」「君の居場所はここにあるからね」という、誕生する子どもを迎える喜びを、地域の人々で分かち合いたいという想いと子どもたちへの愛情が込められています。