自然と人とのつながりが素敵な当麻町での町おこしとは

町おこしで始めたワークショップ経営

今回は、北海道当麻町の地域おこし協力隊として活動されている鈴木さんにお話をお伺いしました。人口は約7000人、北海道の中央部に位置する当麻町。そんな当麻町で行う町おこしの魅力をたくさんお伺いしましたので、その様子をご紹介いたします。

― 今は地域おこし協力隊としてどのような活動をしているのですか?

鈴木さん:デザインや美術教育に関心があったので、地元の資源を活かしたワークショップの企画を行っています。例えば蜜蝋のハンドクリームづくりです。ハンドクリームの中身だけでなく、ケースも地元の木材を使ったところがポイントです(笑)

魅力がたくさんの当麻町

― すごく魅力的なワークショップですね!ぜひとも参加したいです。地域おこし協力隊のお仕事がない日はどのようなことをされているのですか?

鈴木さん:買い物に行きます!旭川に近いので気軽に行けるところが当麻町のよいところの1つです。 冬は除雪作業を行うことが多いですね。あとは、夏は土地の広さを活かして、庭でガーデニングを楽しむ人も多いですよ。苗のマーケットがあるので、私は春になると毎年買いに行きます。今年は野菜やハーブを育てようかな…と考え中です(笑)

― 生活しやすくて、自然に触れる機会がたくさんあるなんて魅力的な町ですね。今はワークショップをされているとのことでしたが、地域おこし協力隊の3年の任期が終わった後は何かする予定はありますか?

鈴木さん:知り合った方や、地域のみなさまとの交流の場として、喫茶店を作ろうと考えています。自宅を喫茶店として改装予定です。

やはり、交流ができる場所を作ることは大切だと考えています。その町に住んでいる人が何を大切にしているのか、また、自然の恵みをどのように活かしているのかなどについて知ることは、その町の魅力を知ることにもつながるのではないかと思います。

― 町を知るには住民を知る、そういった考えがとても素敵です。最後に、どのような方に当麻町はおすすめしたいですか?

鈴木さん:当麻町には自然がたくさんあるため、それを活かした新しい取り組みを考えることに興味のある方や、広大な土地でモノづくりをしたい方が来てくれたらうれしいです。

また、当麻町のお隣、旭川市はユネスコの創造都市ネットワークに入っており、毎年「あさひかわデザインウィーク」というものを開催しています。これは旭川市だけではなく、隣接する8つの町とも連携してデザインの振興を図るものです。そして、旭川は家具の産地であり、家具デザインの国際的なコンペもしています。デザインに触れる機会がたくさんありますので、デザインを軸に地域の未来を考えてみたいと思っている方にもおすすめです。